だしもお水も使わない、重ね煮料理

執筆担当はカフェ担当です。

こんにちは!
今回は重ね煮料理についてご紹介します。

重ね煮って聞いたことありますか?

主にお野菜を、お鍋の中に平らに順番に積み重ねていき、少量のお塩だけで、お水を一滴も入れずにコトコト火にかけるんです。

しかし、ただお野菜を重ねて煮るだけのものではありません 😀

重ね煮は別名陰陽調和料理とも言います。

積み重ねる順番に法則があり、これが重ね煮のポイントになります。
下に陰性のもの、上に行くにつれて陽性のものを重ねていきます。

 



陰陽
とは何でしょうか?

東洋医学の中心となる考え方で、宇宙に存在するものはすべて、陰と陽の二つのエネルギーで構成されているというものです。

東洋では古来より、伝統医学や食養、生活に至るまで、シンプルながら奥が深いこの考えがベースに育ってきました。

陽性 硬さがあるもの、明るさ、上昇する、などの性質があります。
陽性の食べ物:肉、魚、お米、にんじん、大根、ごぼう、さつまいもなど。

陰性 柔らかさ、暗さ、冷たさ、降下する、などの性質があります。
陰性の食べ物:白菜、キャベツ、夏野菜、こんにゃく、香辛料など。
極陰性の食べ物:白砂糖、アルコール、食品添加物

これはどちらが良いということではなく、それぞれが互いを必要としながら、バランスを取り合っているというイメージです 😀

ちなみに女性は陰性に属し、男性は陽性に属すると言われています。
女性が砂糖のたっぷり入ったお菓子を食べると、体はますます陰性にかたむいて、陰性の性質である「冷え」が強くなってしまいますので、食べ過ぎには注意が必要です 😥


重ね煮の話に戻ります。

積み重ねる順番に法則があり、これが重ね煮のポイントになります。
下に陰性のもの、上に行くにつれて陽性のものを重ねていきます。

この順番で重ねて火にかけることで、上に広がるエネルギーと下に広がるエネルギーが鍋の中で合わさります。

できたてのお野菜はとても深い甘みがあります。

野菜ってこんな味がするの?とびっくりする方もいらっしゃいます 😀
野菜嫌いのお子さんでも、重ね煮のお野菜は喜んで食べてくれたという話も。


Wawaのランチでは、このように重ね煮された具材を使ってお味噌汁を作ります。

出汁は使わず、お湯に入れてお味噌を溶くだけ。
野菜の旨味と甘みがでているので、出汁がいらないのです。

他にも、重ね煮をつかったきんぴらなどもご提供しています。
どうぞ、食べにきてみて下さいね ❗  💡

ほかにも、重ね煮を作ってみたい ❗ という方がいらしたら、書籍も販売しています 😀
(なんと、店長の大学時代の友人が、重ね煮料理家の方と一緒に出版したものです。)

お越し下さった方がご家庭でも作られて、ご家族みんなが健康でいられたらいいなと、そんなことまで夢見ています。