【第10回】リバウンドしないために・・・   

執筆担当:
湯川 貴男(湯川クリニック院長)

 

 

今回のテーマも食生活です。

  

もう一つ、玄米を例にあげてみましょう。

 

「病気の治療に玄米がいいんですよね」

「玄米を食べたら健康になりますか?」

 

たしかに、その通りです。(ただし玄米にもメリット・デメリットはあります)。

 

とりわけ動物性食品を過剰に摂取していた患者さんや、身体が冷えたり甘い物を摂り過ぎている患者さんには非常に効果があります。

 

しかし、どこかで堰を切ったように大量の肉やスイーツを食べ始めたり、元の食生活に戻ってしまうことは、珍しいことではありません。

 

ダイエットでリバウンドするのと同じ理屈ですね。

 

このような患者さんには、「時々はご褒美に好きなものを食べてもいいよ」と言っておくと、継続してもらえる可能性が高くなります。

 

 

一時的には厳密にやらないと結果が出にくいケースもありますが、「無理なく継続できる」ことを優先する方がうまくいくケースもあります。

 

 

自分で自分の身体を観察すること、無理なく継続できるやり方を優先すること、これがナチュラルスタイルだと考えています。

 

 

その結果、病気が改善し、食の楽しみ方も習得できるという一石二鳥の効果が得られることを目指しています。

 

 


当サイト内の文章の権利は湯川クリニック&Wawaにあります。一切の無断転載・無断使用を禁じます。