【第17回】スマホの添い寝が頭痛・不眠に? 

執筆担当:
湯川 貴男(湯川クリニック院長)

 

今回は住環境と睡眠の両方に関わるお話です。

 

 

スマートフォンもしくは携帯電話の充電を、いつ、どこでしていますか?

 

寝ているときに、枕元で」と答えた方。

病気になる確率を高めているかもしれません。

 

このような機械からは、常に電磁波が出ています。

 

電磁波が人体に与える影響については、まだまだ分かっていないことが多いのが実情です。

全く影響がないという意見もありますし、癌の原因にもなりうるという人もいます。

 

規制も国によって様々で、例えばドイツはかなり厳しい制限を設けています。

 

 

私の電磁波に対する見解は……

 

人によっては強く影響をうけている場合がありうると考えています。

 

 

というのは、次のような患者さんを診察したことがあるからです。

 

頭痛と不眠で長い間悩んできた患者さん。

いろいろ投薬を受けるも改善しないということで来院されました。

 

バイオレゾナンスの機械を用いて検査したところ、電磁波の影響を強く受けている、という結果が出ました。

 

詳しく聞いてみたところ、携帯電話を「寝ているときに、枕元で」充電しているとのことでした。

 

そこで、まずはそれをやめていただくように指導しました。

 

すると、長年悩んでいた症状が翌日から全くなくなったのです。

 

 

これほど劇的に改善するケースはまれですが、電磁波が人体に与える影響が大きいことを示唆していると思います。

 

特に睡眠中の脳は無防備で、周囲の環境の影響を強く受けるようです。

 

 

もはや生活する上で、多くの人が手放せない携帯電話やスマートフォン。

確かに便利なものです。

ですからデメリットも知り、付き合い方を考えることが大切です。

 

試しに、寝る場所から最低1メートルはスマホを離してみましょう。

さらに、電源を切ったり、機内モードに切り替えることも一緒にするとなお良いでしょう

 

まずは簡単にできることからやってみましょう。

 


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