執筆担当:
湯川 貴男(湯川クリニック院長)
薬で症状を抑えても、原因を作ったものが何かを突き止めないと、同じことを繰り返す・・・というのが前回の話でした。
では、なぜそのような症状が出てきたのでしょうか?
健康な状態を保つには2つ方法があります。
1.容量を越える害毒を取り込まない
2.自分の容量を大きくする
容量を超える害毒とはなんでしょうか?
もちろん、これが病気や不調の原因の全てではありませんが、影響を与えていることは確かだと考えます。
・食品添加物、残留農薬
・洗剤や化粧品に含まれる界面活性剤
・電磁波
・外食や惣菜の酸化した油
・ウイルス、細菌、カビ、寄生虫の感染
漢字が並ぶだけで怖い雰囲気がありますね。
みんなが食べているから
みんなが使っているから大丈夫?
「そんなの、考えすぎ」と思われる方もいるでしょう。
お伝えしたいのは、これらは不自然だから食べるな、使うな・・・という話ではありません。
健康状態が良好であれば、少々の害毒は自然に解毒できる力を人間は備えています。
でも、自分の持ち合わせた容量を越えると、いろいろな形で症状が出てきます。
それは「負担になり過ぎているものがあるよ」という身体や心からのサイン。自分にとってナチュラルな範囲を越えてしまったのです。
今、何が自分にとって負担になっているかを知り、まずはそれらを減らしていくことが必要です。= 容量を越える害毒を取り込まない
すると、どこまでの量を越えるとオーバーフローになるかを見定められるようになってきます。
同時に少しずつ体力・免疫力をつけていきましょう。
そうすれば自然と容量も大きくなっていきます。 = 自分の容量を大きくする
次のエピソードでは、どのようにして当施設でそれを実践しているかをお伝えしていきます。
<補足>
当施設では生活習慣の改善をご提案しています。それは生活習慣が病気や不調の大きな要因になっていると考えているからです。
もちろん病気には遺伝や事故など、生活習慣の他にも要因がある場合もあります。ただ、このような患者様にも、生活習慣の改善が症状に良い影響を与えるとの考えから、併せて指導を行っています。ここでご提案するのは医療に代わる治療法ではなく、日々の生活における習慣や考え方の提唱であることをご了承ください。
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~健康コラム 目次~
順番に読んでも、お好きな箇所から読んでもOKです。
はじめに
1 ご挨拶
2 クリニックとお店の連携
私達の考えるナチュラルスタイル
3 ナチュラルスタイルって何?
4 風邪をひいた理由は?
5 自分のオーバーフロー地点を知る
6 原因となるものを見つける
7 体のセンサーがよみがえると
8 ピンピンコロリかネンネンコロリか
食生活
9 小麦アレルギーとどうつきあう?
10 リバウンドしないために・・・
11 1日30品目はもう古い
12 食生活をよくする10のポイント
13 主食を「主」に食べると体質が変わる
生活用品と住環境
14 皮膚から入るのは口から以上に怖い?
15 普段使っているものを点検してみよう
16 病院で最も見逃されている住環境
17 スマホの添い寝が頭痛・不眠の原因に?
運動
18 介護・寝たきりへのスパイラル
19 骨も筋肉も使わないと衰える
20 筋肉はとてつもなく沢山の役割がある
★2021年10月現在、連載は継続中です。